税理士って何業でしょう?
多くの方は、「士業」と回答されるのではないでしょうか?
いわゆる、先生と呼ばれるものです。弁護士、会計士、司法書士、社会保険労務士、土地家屋調査士、弁理士、建築士、行政書士、中小企業診断士・・・。
これらに、医者、政治家、教師、作家などなど・・・も含めて、世の中、先生だらけだと思いませんか?
最近は、特に困ったら、先生って呼ぶ風潮があるような気がします。
少し話が逸れましたが、税理士は士業でも先生でもないと思います。
ズバリ、サービス業だと思います。一般的なサービス業よりむしろもっとサービス業だと思います。
(ちなみに、税理士以外の他の先生については、分かりません)
税理士の主な仕事は、誰かに何かを教える訳でも命令をする訳でもありません。
勿論、特別偉い訳でもないと思います。業務内容は、お客様に寄り添うことです。そして耳を傾けることです。過去の失敗、現在の問題、悩み、将来の目標について一緒に語り合って、一緒に泣いて、笑えるかが大切です。そして、相手の気持ちをスッと楽にさせてあげられるかが重要です。
税務会計の専門家として日々知識、知恵をアップロードしていることなんて当たり前のことで一番重要なことではないと思います。たまには税法と睨めっこしたり、難解な本を読んだりしますが、それはある種自己満足です。自己満足がすべて顧客満足に繋がればいいのですが、必ずしもそうはいきません。
いまだに、上から目線で、その難解な知識をひけらかすことだけを業としている税理士が多いのが現状です。いや、知識もなく上から目線だけの税理士もいるかもしれません。
皆様の顧問税理士さんはどうでしょうか?一緒に泣いて、怒って、喜んでくれますか?
可もなく不可もなくは、それは間違いなく不可です。
顧問税理士は、人生のパートナーです。とても重要な存在です。「可もなく不可もない税理士」とのお付き合いについては、見直されることをお勧めします。また、これから開業される方々はこの考え方を基に、人間力の高い税理士さんで探されることをお勧めします。
次回以降は、「税理士は普段何をしているのか?」「そもそもこの規模で顧問税理士は必要なの?」「その顧問料払い過ぎじゃない?」「法人成りを勧める税理士の本心は?」など、業界の裏側について書いていきたいと思っています。自分達の首をどんどん絞めていくことで、皆様が少しでも幸せになればという気持ちです。ちなみにこのブログは営業ではないので、特に飾ることもなく、恰好をつけることもなく、本当のことしか書きません。