ビジネスマナーとしての電話の存在 | 大阪市の創業支援ならコンフロント税理士法人(大阪市北区)(旧衣笠・いまい合同税理士事務所)

 

最近の通信手段は様々です。電話、FAX、ライン、メール、ショートメール、チャットワーク、スラック、メッセンジャー、スカイプ、ベルフェイス、ズーム、ウィーチャット・・・。このように通信手段が多様化することによって、ビジネスマナーについても議論が熱くなっているようです。「ビジネスにおいて、〇〇は失礼である」とか「ビジネスにおいて〇〇であるべき」とか「ビジネスにおいて〇〇はセキュリティ上適さない」など様々な意見が飛び交っているようですが、基本的には、電話とその他の通信手段の選択になると思います。そこで、個人的にこの問題について意見を述べたいと思います。

 

まず、私は、基本的に昔から電話を好みません。ポケットベルが全盛期の頃は、当時交際していた彼女に、「これで電話機能など必要ないね」と言った記憶もあるくらいです。これはビジネスではないので、深堀りはしませんが、公私ともに電話は好まないことが分かるエピソードだと思います。

 

電話のメリットは声を聞けることくらいです。あと緊急時には一番適した通信手段であることは間違いありません。しかし、相手側が電話に出られない状況である場合は、緊急時には一番適していない手段とも言えるでしょう。その他電話のメリットって何でしょう?録音すれば声として残ることはメリットの一つでしょうか。他も色々あると思いますが、ちょっと思いつきません。

 

一方でデメリットは、やはり時間の拘束だと思います。しかも2人分の時間の拘束です。よく「メールをすると長くなるので電話をしました」という方がいますが、確実に言えることは電話の方が長くなります。しかも2人分の時間を消費します。ついでに言いますと、メールで長くなるような内容を電話で話されても、理解できないことの方が多いです。加えて、話したい内容を文字で纏められない状態で電話をすると、当たり前ですが、相手には伝わりません。これにより無意味に2人の時間が消費されることは多々あります。つまり、文字に起こすと長くなることこそ電話をすべきではないのだと思います。5秒や10秒で済む話で、文字に起こす程でもないことについて電話を使用するのがベストだと考えます。

 

その他、電話はどうしても時間が無駄になる要素が多々あります。そもそも、最初の挨拶から入り、本題に入るまでの社交辞令的な話も時間を消費してしまいます。本題が終わった後の関係のない社交辞令的な話も時間を消費します。二人とも無言になり検討している時間も無駄としか言いようがありません。また、電話では、嘘をつく余裕がないというのも時間を無駄にする要素の一つです。安請け合いをして、変な業務を引き受けてしまうことや、変なイベントに参加することになってしまうといった時間消費があります。このように分析をしていきますと、ビジネスにおいては、電話以外の通信手段が一番適しているのだと思います。電車、カフェ、図書館、トイレ、場合によっては会議中でも回答が可能であり、隙間時間で数個の仕事を終えることが出来ます。じっくり考えた巧妙な嘘により、無意味な時間を守ることも可能です。

 

何度も着信があり、慌てて折り返し電話をしたところ、極めてどうでもいい内容だったという経験は誰しもしているのではないでしょうか。なぜ、指先でメッセージを送れないのか?とたまに怒りさえ覚えませんか?

 

私は、あえて公私でスマートフォンを分けておりません。電話以外の通信手段が多岐に渡るため分ける必要がないためです。24時間、例えジェットコースターに乗っていたとしても簡単なことならラインで回答します。個人的には、若者が一番使っているラインが一番ビジネスに向いていると思います。手軽であり、挨拶を省略できる雰囲気があるためです。多少の誤字脱字や失礼さもOKな感じが、逆にビジネスに最適だと思います。ついでに、スタンプで簡単に回答できることも優れていると言えます。あくまでも現時点での話なので、今後もっと手軽なものが出てきたら、それが私の中で一番になると思います。

 

ビジネスの勝敗を分ける要素の一つは、間違いなくスピードです。昔ながらの季節の挨拶も趣があり、心を豊かにするとは思いますが、ビジネスシーンではなくてもいいと思う今日この頃。皆さんはどうお考えでしょうか。ちなみに、この内容について著名人が書籍を出されているようですが、私は1ページも読んでおりません。何一つ参考しない、独自の傲慢な意見であることお許し下さい。


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