マルサのお話を聞いてきました!

マルサ

 

先日、元国税局査察部にいらっしゃった税理士さんの講演を聞いてきました。
大変、面白い話を沢山聞くことができたので、記憶の限り、少し皆さんと共有したいと思います。

 

皆さんは、マルサって聞いたことがあるでしょうか?簡単に言いますと、多額の脱税を暴く集団です(笑)
大体1億5千万円程の追徴が可能だと踏んだら、ある朝、礼状を持ってピンポーンを押すのですが、その際は必ず職員は建物の周りを囲むらしいです。
なぜでしょう?別に逃亡を防ぐためではなく、窓から札束を投げる人もいるからだそうです(笑)
何といいますか、私は、いきなり開いた口がそのままになりました。勿論、呆れてです・・・。

 

マルサの情報源は、やはりタレコミのようです。いわゆる妬まれた人はやられますね(笑)あと、愛人との別れ方も慎重にした方がいいそうです。
捨てられた感じになった愛人は、かなりの確率でタレコミをするそうです。
ただ、マルサは最低でも1億円の追徴を見込めない場合は、動きません。ただの嫌がらせなどは、全部無視ですが、通常の任意調査の対象にはなるかもしれません。最近、SNS上で派手に充実アピールをする人が増えておりますが、ああいう方々は危ないのではないでしょうか?マルサもSNSはチェックしているようですし。いずれにしましても、人から妬まれたり、恨まれたりしないに越したことはないですね(笑)

 

追徴が3億円を超えたら、通常執行猶予はつかないそうです。
ただし、消費税の場合は、1億5千万くらいで執行猶予はつかないようです。
消費税は、預り金の性格なので、かなり厳しいそうです。消費税の納税を免れる行為は、本当に厳しいそうです。私も、お客様には同様の事を常に言っていますが、消費税はあなたのお金じゃないので、逮捕されますよ!脱税ではなく、ただのドロボーになります。つまり、「消費税の節税」なんて言葉は、世の中に存在しないので、万が一そういう発言をされている人がいた場合は、それはただの犯罪です。注意しましょう。

 

最近、大阪のたこ焼き屋のおばちゃんが脱税で逮捕されたことが有名です。既にこの裁判が始まっているそうで、裁判長がおばちゃんに「あなたの脱税で一番被害を被ったのは誰ですか?」と質問したそうです。おばちゃんは、かなり悩んで自分の周囲の人間を挙げたそうです。しかし、裁判長の答えは、ズバリ「国」だったそうです。これは、個人的には100%賛同できませんが、貰えるお金が貰えなかったという意味での被害者は「国」なんでしょう。
皆さんはどう思われますか?何億もの脱税の被害者って誰でしょう?ちなみに、生まれて一度も納税していないような億万長者は、超極悪人ですが、意外と告発できないそうです。それは極悪人過ぎて証拠が全くないそうです(笑)あまりに悪すぎて、告発できない現実もあるそうです。

 

誰しも納税は少しでも少ない方がいいと思うでしょう。その思考は健全だと思います。でも、納税をしたくないという思考は絶対にダメです。講演をされた先生も仰っていましたが、そんな奴は市道も県道も国道も通るな!ということです。日本の税制は、平等ではなく、公平です。要は、税金を沢山納めることができる人には、沢山納めてもらいましょうという考えです。これがいわゆる公平です。(消費税は税率が一定なので、実は公平ではなく、平等ですが・・・)

 

私は、税金も社会保険も「年間これだけ納めているって、俺凄くない!?」って必ずつぶやくことにしています。大した金額ではなくてもこれって、なかなかイイですよ(笑)結構、心が落ち着きます。今回はここまで。
凄く楽しくて、参考にしかならない講演でしたが、私が文字に起こすと何とも纏まりがなくなったことお許し下さい。

 


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