『見返り』とは?について考えたこと・・。 | 大阪市の創業支援ならコンフロント税理士法人(大阪市北区)(旧衣笠・いまい合同税理士事務所)

『見返り』とは?について考えたこと・・。

人との関係における「見返り」とは何でしょうか?

手元の辞書によると、「見返り」とは

 

① ふり向くこと。後方を見ること。

② 人が自分にしてくれたことにこたえ,その人に何かをしてあげること。

③ 保証・担保・代償としてさし出すこと。

と記述されていました。

 

ここでの『見返り』とは、上述の②の「人が自分にしてくれたことのこたえ,その人に何かをしてあげること。」で、言い換えれば「私が何かをしてあげるから、あなたからは何かを期待する。」つまり、「Give and take」ということかと思います。

なぜこのようなことをふと思ったかと言うと、あるテレビ番組で、「あなたは〇〇さんに親切にしたことに対して、あなたは〇〇さんへ何かを期待したことがありますか?」というテーマの番組が放映されていました。

何気なしに観ていてその時は特に何も感じませんでしたが、私の古くからの友人と久しぶりに食事をする機会がありました。彼もたまたま同じ番組を観ていたようでそのテーマがお酒の席で話題となりました。

 

彼は医療従事者で職業上、人との関わりを何より大切にしています。そんな彼はこのテーマに関して、「自分が他人に与えたことについて、見返りを期待することは求めないほうがいい場合もある。」と語っていました。私は、はじめはピンとはこなかったですが、確かに彼の考え方も人としての関わりで言えば大切なことではあると思いました。

ふり返れば、私自身、自分でも気づかぬうちに他人に迷惑をかけてしまったこと、不用意に他人を傷つけてしまったこと、心苦しかったですが人の好意を無下にしたこと、なかにはそれらを黙って許してくれた人もいます。

 

そのような中で思うことは、Give and takeの中で時には、Takeもない状況もあってもいいのではないかと思います。

私たち職業会計人は、申告書の作成のみならず、クライアント企業の良い方向の発展のためにサポートをさせていただく役割も担っています。決して、きれい事だけでは業としては成立しませんが、全てにおいて『want something in return』だけであってはならいないと思います。クライアント企業の社長が自社を継続し発展させ、数年先を見据えてより筋肉質な財務体質を目指すお考えをお持ちでしたら採算も度外視し、じっくりお話しをお聞きし、単年度の税負担にとらわれない財務体質の強化のアドバイスもさせていただきます。

 

話しは戻りますが、『見返り』についてのテーマは、年齢を積み重ねることによって変化していくテーマであるのかもしれませんが、心の奥にそんな気持ちを置きつつ、これからお会いする方々へなど一期一会の出会いを大切にし、この環境変化の激変する社会の変化にも、いち早くアンテナをたてながら弊社も成長していきたいと思います。

 

 


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