意思決定とは?

 

経営者は、経営権と人事権を持っています。
経営権は経営に関する判断で、人事権は雇用に関する採用権です。
経営権でも人事権でも常に意思決定が重要となります。

 

創業時には同じ志しを持つパートナーがいれば随時、話しあい経営方針を比較的早期に判断できていたものが、人を雇用し徐々に組織が拡大するにつれて各種の課題が増え、そう簡単には判断できなくなります。しかし経営者は常にいかに早く判断するかが問われます。

 

関与先の経営者の方からのご相談で、これから人を採用し会社組織とした企業経営をしたいがどうしたらいいかというご相談を受けたことが何度かあります。
その際、まず初めに代表者である経営者の方へお聞きすることは、社長は今後、御社をどのような企業にしていきたいか?ということをお聞きします。私自身は何事も早期に判断しないと気がすまない性格ですが、やはり企業の経営判断はこれが正解という回答はないので、時間がかかってでも一緒に寄り添い考えます。この時、税理士の目線ではなく、自然と私個人の目線となります。
そこには様々な方の意見があってもいいです。その選択肢の中から今ある現状を考慮した判断が、より正解に近い意思決定ではないでしょうか。それをいかに早期に判断をするかが難しいのですが・・。

 

企業は創業時からスタートし、各種課題をクリアしそしてまた課題が出て悩み、判断の繰り返しです。今までそんな各種の企業に関与させていただいています。その中で、社歴の長い経営者の方に、意思決定はどのようにされているのかをお聞きしたことがありました。その方は、経営者は会社や従業員を守ることが重要で、そのために常に判断し続けないといけない、そして経営者は常に他の者や環境のせいにはしてはいけない、そういう意識を持ち続けて意思決定をしているとおっしゃられていました。
そこまでのお考えは本当にすばらしいことですね。

 

企業はやはり継続してこそ企業です。
企業を経営していく上で、色々な出来事が起こりますが、発展と継続のためには、その都度決断をしなければなりません。その判断をする上で税理士に相談することも一つの選択肢として、検討しても良いかと思います。

 

 


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